殿ちゃん、三浦久を聞く !

殿内史子


先生の3枚のCD聞かせてもらいましたよ。すべての曲について感想を書いてみました。勝手なことを書かせていただきました。失礼なことが書いてあっても気にしないでネ。楽しい時間になりました。ギターの音色、ハーモニカの優しい音色に久し振りに心がいやされましたよ。
2年か3年に一度CDを出しているんですね。次はタイトルは何で、どんな曲が入るか楽しみです。
●『ガビオタの海』

1.「サンタバーバラの夏」
ハワイアン風で軽快。歌詞が美しい。その中に"馬の鼻の先の人参"が入っていてアクセントをつけている。おもしろい。

2.「ガビオタの海」
間奏にシンセサイザーを入れたのが効果的。"あなたに平和がありますように"― 久先生の生き方、願いが歌詞によく出ている。"虹色の未来"という歌詞ステキですネ。シンセサイザーが効果的に入っています。

3.「花語らず」
曲名、ステキね。ハーモニカとバイオリンを中間に入れて聴かせてくれてます。

4.「それぞれの道」(人にはそれぞれの道がある、確かにそうですね。)
頭の部分、ハーモニカきれい。歌詞がこわい。でもバックのピアノがきれいに入っているのでホッとする。不登校の子どもの気持ちがよくわかる。中間部のハーモニカも効果的。"道行く人が狐に見える"― おもしろい。弱い者達がおしのけられるこの時代、やさしい子が不登校になってしまうこの時代。この歌を聴くことによって勇気づけられる子どもが多いのではないかと思う。

5.「もう一度だけ」
今までにない中国風の感じ(最初と最後)がいいですね。

6.「フリーウェイ101」(イントロ長いけどいいよー。待つかいがあるよ。)
曲の感じ、三浦先生、かっこいいよー。歌い方もかっこいいよー。ちょっとなまってて。好みを言わせてもらうと、殿内さん、こういったかっこいい曲大好きです。こういった曲たくさん作ってネ。
中間部、エレキギター、ピアノ、移調されてて、今流でかっこよさを増している。歌詞も"テキーラをしこたま飲んだ"とか"左には太平洋、右にはコーストレインジ"とか憎いほどかっこいい!詞、曲ともにすべてかっこいいー。ステキー。殿内好みの曲でーす。

7.「ヴィクター・マトム」
こわい詩ですねー。太鼓みたいな音、効果的。久先生の好きな歌詞だと思いますヨ。重みのある演奏、曲です。

8.「私は風の声を聞いた」
びっくり斬新。すごーい。お経とギターと、まだびっくりするのは、教会で使うパイプオルガンが入っているんだものー。びっくりするほどすごいアイディア。でもすべてあっている。意外性がすべてマッチしてまーす。

9.BIRD ON THE WIRE
最後にこの曲をもってきたという構成がすばらしい。レナードさんてどんな人か知らないけど、いい曲ですネ。斬新な曲の後、この曲のやわらかさ、ステキ。
*全体の曲の順序がいいです。


●『セカンド:ウインド』

1.「その人がこの町に嫁いできた頃」
夫が帰ってこない、こわいネ。南信パルプ、スーパー、農協での買い物・・・。曲の感じ、カントリーウェスタンみたいな感じかな。

2.「ミン・オン・トゥイーのバラード」
マンドリンがキラキラときれいに入る部分がいいね。"りんごとみかんとどっちがいい"― おもしろい。 ストーリーが聴けるようにギターとマンドリン小さく入れてあって、物語がはっきりわかる。"ベトナム、アフガニスタン、カンボジア"― 曲を盛り上げている。

3.「ミカイル・Gへ」
ハーモニカがきれいね。ギターとハーモニカだけでシンプル。

4.「アルー」
ブルースとバッハを聞く、ロバート・ジョンソンを聞く、おもしろいね。前半ギターだけいいネ。後半、ベース、鈴(タンバリンかも、リズムがおもしろい)、バイオリンを入れて変化をつけてある。ピアノもおもしろく入っているネ。

5.「ジョン・レノンに捧げる歌」(先生の甘い声が素敵です。)
 最初のギターとハーモニカ、美しい。歌い出しはギターだけ。やわらかい音色。コーラスの"Mr. Lennon?"からピアノ(旋律がおもしろく入っている)、ベース。中間部にハーモニカを入れて(この部分が大切)、バイオリンの旋律が美しく入っている。甘くせつなすぎるバイオリンの旋律がステキ。効果を出している。なんてステキなバイオリンのメロディーなのー。
 "黄色い潜水艦に乗って"― いい歌詞だよネ。可愛らしい。前半の歌詞がコワイから間奏後の歌詞でホッとするものがあるネ。後奏のハーモニカとステキすぎるバイオリンのメロディーが人の心にグッとくるものがある。この最後の部分が人の心を打つ。聴かせるものがある。
 後奏がこの曲を盛り上げている。楽器の入れ方があまりにもすばらしい。バイオリンのメロディーがステキ過ぎる。甘く、せつない。そして久先生がジョン・レノンとお別れ(惜別)をしたというその思い(ただならぬ想い)が人の心にひびくのだと思う。
 中井一朗という人、音楽的に力のある人だと思うし、センスもいいよ。ピアノの人も力がある人だネ。

6.「純ちゃん」
ピアノのメロディーがおもしろく入ってきているね。曲が終りになるかなと思わせてハーモニカを入れて、"さていったい学校とは何だろう""なぜそうしなければいけないんだろう"と変化をつけてある。最後にハーモニカを入れて終わらせてある。効果的だね。

7.「セカンド・ウインド」
"自分で決めた枠の中で、もがきあえいで生きてきた、今その枠を取り去って、風の中に踊り出る"― この歌詞気に入りました。全体的に曲の感じが新しくていいネ。

8.「一通の手紙」
聴かせてくれますね。いい曲です。印象に残る曲です。

9.「さよなら」
"赤道の南のあなたの国を、必ずいつの日か訪ねてゆくよ"― 誰かと思っちゃったよ。美しい曲ネ。


●『メッセージ』

1.「あの果てしない大空へ」
"傷つくことを恐れないで・・・"― でも私は傷つくことはこわいよ。"一度だけの人生だもの・・・"― でも平凡な人生でいいよ。飛ぶほどの力をもってないから・・・。久先生は力があるから飛べるんだよ。考えさせられる歌詞がついているネ。勇気づけられる歌詞です。

2.「アニー・イナシオのバラード」
"父の手を取って砂浜を歩きたい"

3.「死は終りではない」
悩みを持っている人は、この歌、グッとくるであろう。

4.「フィールド・オブ・ドリームズ」
この歌、三浦先生自身のことだと思うけど・・・あっちがう、外人と結婚してないもんね。先生のお父さんとダブらせてるかもね。

5.「パーティーは終わったよ」
騒いだ後の淋しさを訴えたかったのかな。

6.「スーとジョンのバラード」
"自分を偽って生きていけないの""毎日の生活の繰り返しの中、何とも言えない淋しさ、空しさ"― 誰もが感じることですネ。バラードって日本語に訳したらなんなんだろう。

7.「宝福寺にて」(京都にあるのー?)
お寺は大好きです。"人も草も風も、時もそして愛も・・・・ただ果てのない流れがあるだけです"― 歌詞も美しいし、曲もいい。先生、この歌、私、好きになりました。彼岸花が散った晩秋にできた歌ですネ。殿ちゃんは季節の中で晩秋が一番好きです。この曲好きです。グッときちゃいました。この曲好きになっちゃいました。

8.「オーリアッド・バンドの歌」
カントリーウェスタン調ですネ。この曲もいいネ。"万五郎婦人会"― 笑っちゃったよー。先生のお店だったのー。

9.「フランチェスカ」
ハーモニカ、きれいに入っているよ。シャンソンのアコーディオンみたい。素敵ネ。

10.「門」
びっくり。この曲もいいじゃん。曲名が「門」なんて言うもんだからむずかしいかと思ったら、旋律が美しくてびっくりしたよ。気に入ったよ。この曲も好きになったよ。

11.「王城山に黄色い月がのぼり」
曲の感じが今までとはちがっておもしろいネ。この曲もいい。前奏を聞いて、どんな曲かとまず思う。"ぼくの歌が、あなたの心に届きますように"― しっかりと殿ちゃんの心に届いたよ!

update 3 Feb, 2001

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